フォルダを開いた際にそのフォルダ内にあるフォルダやアイコン,サムネイルが表示されない、またはアイコンが真っ白になる
事象
フォルダやアイコン,サムネイルが表示されない、またはアイコンにロゴ(絵)が表示されず真っ白なアイコンが表示される。
対処法
動画ファイルの破損が原因である可能性があります。通常は特に問題は発生しないが、動画ファイルを保存しているフォルダを開いた場合でかつ、動画ファイルをサムネイル表示している場合に、そのフォルダやこれ以降に開いたフォルダでフォルダやアイコン,サムネイルが表示されない、またはアイコンが真っ白になるという現象が起こる場合は、動画ファイルの破損が原因とみて間違いない。破損した動画ファイルのサムネイルを表示しようとすることでこのような現象が発生するようである。
修復が可能であれば問題のファイルを修復すると解決できる可能性があります。また、不要なファイルであれば削除すれば解決できます。必要なファイルであるが現状、修復ができない場合は、通常は開かないフォルダに隔離する方法があります。問題のファイルが保存されているフォルダを開かない限り、アイコン等が正常に表示されないという現象は起こらないため、通常は開かないフォルダに入れておくことでとりあえずは解決できます。
アイコンやフォルダ、サムネイルが表示されなくなった場合は、再起動を行うか下記の方法でタスクマネージャーから dllhost.exe を終了させることで表示されるようになります。
タスクマネージャーから dllhost.exe を終了させる方法
タスクマネージャーを起動(タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを選択することで起動できる)します。
Windows Vista と Windows 7 においては表示された画面の「プロセス」タブを選択、 Windows 10 においては表示された画面の「詳細」タブを選択します。Windows 10 において「詳細」タブが表示されていない場合は、「簡易表示」になっているため、表示された画面の左下にある「詳細」をクリックすると表示されるようになります。
表示されたリストの中から dllhost.exe (Windows 7 の場合、説明の項目に COM Surrogate と表示されている)を左クリックをし、画面右下の「タスクの終了」をクリックします。
「開かれているプログラムがこのプロセスに関連付けられている場合、プログラムは閉じられて、保存されていないデータはすべて失われます。システム プロセスを終了すると、システムが不安定になる可能性があります。続行しますか?」というダイアログが表示されますが「プロセスの終了」をクリックします。
タスクマネージャーのウインドウを閉じて作業は完了です。
また、アイコンやフォルダ、サムネイルが表示されなくなった状態でファイルの削除や移動、コピーを行うとこれらの進行が途中で進まなくなり、完了できない場合があります。上記の方法で dllhost.exe を終了させると削除中や移動中の進行が進み、作業が完了します。また、 dllhost.exe を終了させたことにより、フォルダやアイコン、サムネイルが正常に表示されるようになります。
なお、間違って違うプロセスを終了させてしまうと、 Windows の動作が不安定になったりパソコンの電源が切れたりする場合もあるため注意が必要です。間違って違うプロセスを終了させてしまいそうなど不安な場合は、再起動をする方がよいと思われます。